~アメリカのコーチはお金をもらって指導している

 正しい打撃メカニクスを知ることで選手はより高い技術を身につけ結果を出す確率が高まる。見ている人も選手の個性や打撃の奥深さを知ることができる。現代はどんな情報も簡単に手に入れることができる。便利な反面、流されないことも大切。スキルコーチとして米国や日本の現代の打撃メカニクスを正確に伝えることを最も大事にする。

「僕はプロのスキルコーチです。一番大事なのはお金を払ってきてくれた選手が上手くなることです。野球界の最先端では何をやっているか。どういう意図があるのか。しっかり理解して指導しないと対応できません。メカニクスや理論は日々進化するものだし正解はありません」

「すべての子どもたちにスキルが浸透してほしいと願っています。今よりうまくなることを楽しんで、やりがいにしてほしい。練習でできなかったことができるようになって試合で活躍する。自分の技術を高めて長く野球を楽しんでほしいと思います。地味で細かい練習は、きっと楽しみを見つけるきっかけになるはずです」

(文中は敬称略)


●プロフィール
菊池拓斗(T-Academy代表、スキルコーチ)
1993年1月16日福島県出身。富士大では明治神宮大会5度出場、うち1試合出場を果たす。同学年に埼玉西武・外崎修汰がおり、同じく山川穂高は1年先輩にあたる。18年に米国ニュージャージー州「High Heat Baseball」など、複数のアカデミーでプライベートレッスンのコーチング知識を学ぶ。帰国後は福島県須賀川市を中心にレッスンをおこなう。YouTube「タクトtv」で野球スキル動画発信。

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