AERAの連載「はたらく夫婦カンケイ」では、ある共働き夫婦の出会いから結婚までの道のり、結婚後の家計や家事分担など、それぞれの視点から見た夫婦の関係を紹介します。AERA 2022年8月1日号では、小学校教員の小西景子さん、ソニー生命保険株式会社でライフプランナーとして勤務する小西淳一さん夫婦について取り上げました。
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夫26歳、妻25歳で結婚。長女(15)と長男(13)、次女(8)と5人暮らし。
【出会いは?】大学の同級生で、同じ陸上競技部に所属。4年の時、部員で花火大会に行く予定が、他の人がキャンセルして二人きりに。そこで一気に距離が縮まり、ほどなくして交際が始まった。
【結婚までの道のりは?】実家暮らしだった夫は、週末ごとに妻の家に行っていた。二人とも教員3年目に、何となくのタイミングで夫からプロポーズ。
【家事や家計の分担は?】買い物と料理は妻、洗濯は夫、掃除は気づいた方がやる。家のことは年齢や能力や性別に関係なく、子どもたち含め全員で協力し合う方針。家計は一緒で、管理は妻が担う。
妻 小西景子 [42]小学校教員
こにし・けいこ◆1979年、京都府生まれ。2002年に京都教育大学を卒業後、京都府の小学校教員に採用。以来、教員として府内の小学校で働く。特別支援学校での3年間の勤務を経て、17年から小学校で特別支援学級の担任を務める
ジュンの転職に反対する気は全くなかったです。私がたどたどしく言ったことでも彼は上手にまとめるから、今改めて伝えた内容を聞いて、ええこと言うてるなって。
教員として21年目。仕事の荷が重すぎて、いつ限界が来るかとヒヤヒヤしながらも続けられたのは、ジュンの支えがあるから。今は希望して特別支援学級を受け持っています。通常学級は学習指導要領がありますが、特別支援学級はその子の発達に合わせて教材や教具、指導方法が選べるのがいい。子どもに「ふつう」であってほしい、と言う保護者は多いですが、本人に合うところを目指した方が皆生きやすくなると思うので、少しずつ話しながら共に成長に向き合っていけたら。