滝藤賢一(たきとう・けんいち)/ 1976年、愛知県生まれ。98年、俳優養成所「無名塾」に入り、舞台を中心に活躍。映画「クライマーズ・ハイ」(2008年)で脚光を浴びる。以降も、NHK大河ドラマ「龍馬伝」(10年)や連続テレビ小説「梅ちゃん先生」(12年)、「半沢直樹」(13年)などで話題に。現在公開中の映画「極主夫道
滝藤賢一(たきとう・けんいち)/ 1976年、愛知県生まれ。98年、俳優養成所「無名塾」に入り、舞台を中心に活躍。映画「クライマーズ・ハイ」(2008年)で脚光を浴びる。以降も、NHK大河ドラマ「龍馬伝」(10年)や連続テレビ小説「梅ちゃん先生」(12年)、「半沢直樹」(13年)などで話題に。現在公開中の映画「極主夫道 ザ・シネマ」にも出演。洋服好きでも知られ、著書に『服と賢一』(主婦と生活社)がある。芸能界きっての植物マニアでもある(撮影:写真映像部・戸嶋日菜乃 編集協力:一木俊雄 ヘアメイク:那須野詞)

 広瀬アリスさんとのW主演ドラマ「探偵が早すぎる 春のトリック返し祭り」でも話題を集めている俳優・滝藤賢一さん。作家・林真理子との対談で、家族を大事にする私生活や交友関係などを明かしました。

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林:週刊誌を読んだら、滝藤さんのところ、家族のスキンシップを大切にしたいから、2LDKでくっついて寝てるんだそうですね。

滝藤:はじめは布団4枚敷いて6人で寝てたんですけど、上の子は中学生になったんで、いまは女子と男子に分かれて、ママといちばん下の娘が一緒に寝て、男4人で布団4枚敷いて寝てます。でも、2LDKは限界ですね。

林:ご家族、すごく大事にしてらっしゃるんですね。

滝藤:あの子たちあっての僕というか、僕の人生をとてつもなく豊かにしてくれてるんで、まずは家族を大事にしたいですね。あと、うちの子ども、よく現場に連れていくんですよ。「探偵が早すぎる」とか。

林:「芝居をやりたい」と言われたら、パパ、どうするんですか。

滝藤:いいんじゃないですか。でも、「やりたい」とは言わないんじゃないかな。好きなことを夢中になってやってほしいです。

林:素敵なお父さんですね。ベスト・ファーザー賞にぴったり。

滝藤:でも僕、子育てのことを聞かれても「放任です」としか言いようがないんですけどね(笑)。

林:お子さんたちと4人並んで寝たり、ずっと一緒にいたり、そんないいお父さん、なかなかいないと思いますよ。

滝藤:ほかのことに興味がないからだと思います。家族と仕事と植物と服ぐらいしか夢中になることがないんで。友達もそんなにいないですし、新しい友達が欲しいとも思わないですし。

林:LINEを交換したりする仲間いないですか。

滝藤:交換しても連絡しないですね。連絡します?

林:しますよ。何かあるとグループでワッと反応したりして。私、ドラマが好きなんで、「きのうの『鎌倉殿の13人』泣いちゃった」とか「今度の朝ドラつまんない」とか、NHKの人も入っているので、視聴者の声を届けたりして(笑)。

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