滝藤:ハハハハ。
林:ドラマとか映画は見てるんですか。
滝藤:僕、自分が出てるものを見ることが多いですね。「麒麟がくる」はすごく見てました。現場での長谷川博己さんと門脇麦ちゃんとのセッションがとてもおもしろくて、これが映像として切り抜かれたときにどういう映り方をしているのか気になったので。正解のない世界で正解を模索し続けてますから。
林:滝藤さん、体の動きがとてもきれいですよね。さすが舞台出身の方で。
滝藤:僕、ジャズダンスを4年ぐらいやってたんです。そこの先生がすごく厳しくて、ケツ蹴っ飛ばされながらやってたんで、その4年間が僕にとってはとても大きかったかもしれないですね。
林:滝藤さんのジャズダンスも見たいな。
滝藤:いや、踊れないですよ。力の抜き方を教えてもらったぐらいで、ただ暴れてたって感じです。でも、生まれ変わったら、踊りと楽器は絶対やりたいですね。それと社交ダンス。奥さんを誘っているんですが、断られ続けております。
林:私、昔、ウィーンのオペラ座の舞踏会に招待されて、そこで踊ったことありますよ。すごく素敵でした。
滝藤:ああ、いいなあ。そういうのやりたいです。
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(構成/本誌・唐澤俊介 編集協力/一木俊雄)
※週刊朝日 2022年6月17日号より抜粋