全員参加で進めている「ハピろー!」(ハッピー・ローソン・プロジェクト!)のマーク(右上)
全員参加で進めている「ハピろー!」(ハッピー・ローソン・プロジェクト!)のマーク(右上)

 では、その企画をどうひねり出すか。一人で考えて、湯水のようにわいてくるものではなかなかありません。やはり、三人寄れば文殊の知恵。複数でしゃべっているうちにアイデアが出てくることもあります。実際に自分の目で現場を見ることも必要です。

 三菱商事の畜産部にいたころ、お肉を販売する先で現場の方から「もうちょっとこうしてくれたら、スライスがしやすいんだけどな」などさまざまなアドバイスをいただき、商品の仕様を変更したことがありました。

 いまはダイバーシティーの時代。自分と違うバックグラウンド、スキル、能力、価値観を持っている人と自由に話し合い、教えを請うなかで、良い企画のアイデアが生まれてくるのだと思います。

竹増貞信(たけます・さだのぶ)/1969年、大阪府生まれ。大阪大学経済学部卒業後、三菱商事に入社。2014年にローソン副社長に就任。16年6月から代表取締役社長

AERA 2022年8月1日号

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