『暦便覧』に「万物盈満(えいまん)すれば草木枝葉繁る」と記されているのが「小満」です。「小」と表現されていますが、満ちてくる勢いは「盈」あふれるほどと解説されています。立春から立夏を越え、日々変わる気温の変化に敏感に反応して姿を変えていく木々や大地の草花から、それぞれが満ち溢れていく「盈」を実感してきました。これって「小」かしら? と首を傾げたくなりませんか。さて『歳時記』はどんなこ…

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