細長いうなぎを選ぶ
やってはいけないこと一つ目は、「細長いうなぎを選ぶ」ことです。
一見すると長いうなぎは、ボリューミーでお得な印象を受けます。ただ、長く見えるということは、「太っていない」ということの裏返しでもあります。
うなぎ以外でもいえますが、栄養状態が良く成長した魚は、“小顔になる”といわれます。これは、背中やおなかといった胴体の部分の肉付きが良いと相対的に顔が小さく見えるためです。このような魚は胴体の太さがあるため、細長いというよりも「太い」という印象の見た目になります。
そのため、細長いものよりも太いうなぎを選ぶと良いものにありつきやすいです。蒲焼きであれば、頭から尻尾にかけた線を縦としたとき、その縦線に対して垂直な横幅が大きいものを選びましょう。
■やってはいけない「うなぎ選び」(2)
厚いうなぎを選ぶ
やってはいけない選び方二つ目は、「厚いうなぎ」を選ぶことです。
うなぎの嗜好(しこう)は人によってさまざまですが、前述のアンケート調査でうなぎの蒲焼きにどのような点を求めるかを聞いたところ、「ふっくらした食感」と答えた人が48.8%と半数近くに上りました。
しかし、「ふっくら」とは逆のまるでゴムのように固いうなぎの蒲焼きを口にしたことのある人も多いかと思います。このような固いうなぎを避けるために手がかりとなるのが、蒲焼きの厚さです。
蒲焼きの固さの原因となるものに「皮」がありますが、この皮が固いと、焼いているうちにクルッと丸まって厚みができます。
このような特徴があるため、うなぎの蒲焼きは「平べったいものを選ぶと良い」といわれます。特にふっくらした蒲焼きが好きな人は、平べったいものを選ぶのが無難です。