週刊朝日 2022年7月15日号より
週刊朝日 2022年7月15日号より

 約1200品目のPB「みなさまのお墨付き」の価格を据え置いてきたスーパーの西友(東京都北区)も、7月以降、一部の商品について値上げをするという。

 同社のPBは「厳正な消費者テスト」を行い、味や価格、容量などの点で8割以上の支持が得られたものを商品化する仕組み。「今後も極力、価格据え置きの努力をし、原材料などの高騰などにより価格を見直さざるを得ない場合は、再度消費者テストを実施して支持が得られるものだけを商品化する。現時点では据え置くもののほうが多い」(広報部)

 商品の値段は、経済や経営の状況を映しだす。企業の思いや戦略もおのずとにじむ。価格の据え置きは消費者にとってありがたいことは確かだ。社員や取引先を泣かすようなものでないなら、大いに歓迎だ。(本誌・池田正史)

週刊朝日  2022年7月15日号より抜粋

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池田正史

池田正史

主に身のまわりのお金の問題について取材しています。普段暮らしていてつい見過ごしがちな問題を見つけられるように勉強中です。その地方特有の経済や産業にも関心があります。1975年、茨城県生まれ。慶応大学卒。信託銀行退職後、環境や途上国支援の業界紙、週刊エコノミスト編集部、月刊ニュースがわかる編集室、週刊朝日編集部などを経て現職。

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