危険な仕事にも臆するこなくチャレンジしていくと答えた団長。例え、怪我などがあっても、それは勲章の一つだという(撮影/写真部・高野楓菜)
危険な仕事にも臆するこなくチャレンジしていくと答えた団長。例え、怪我などがあっても、それは勲章の一つだという(撮影/写真部・高野楓菜)

●「僕らはプロ」過激な企画で「芸人かわいそう」は違う

――半沢直樹の反響も大きいですが、「水曜日のダウンタウン」で放送されたオードリー春日さんとの我慢対決も話題になりました。50度を超える熱湯風呂に入ったそうですね。なぜ、そこまで身体を張るんですか?

 シンプルに、そういう仕事が大好きだからです。最近、テレビでちょっと過激な企画が放送されると「芸人がかわいそう」「芸人はディレクターに逆らえないんだ」みたいなことをおっしゃる方がいます。

 皆さん、どうか勘違いしてほしくないんですが、それは、違います。

 僕らは、こういう危険な仕事があるのをわかった上で、芸人をやっているんです。

 今回、熱湯風呂に入りすぎて肌が紫色になりましたし、足つぼマットで足がパンパンに腫れちゃいましたけど、逆に良い演出になったと思っているくらいなんです。「よっしゃ!ここまでやった!」っていう、もう男の勲章。もちろん、学生とかには真似してほしくはないですけどね。

「なんでそこまでするんですか?賞金もないのに」って聞かれたこともあります。たしかに賞金もありませんが…目の前に「勝つか、負けるか」っていう勝負を出された時に、単純に「負けたくない」っていう気持ちが強いだけ。ただ、それだけなんですよね。

――もし、もう一度、同じ仕事が来たらどうしますか?

 即答で「やります」と答えます。繰り返しますが、僕らは小さい頃から、こういう危険なお笑いを見てきて、それをやりたくて、この世界にいるわけなんで、それは理解してほしい。

 それに、ちゃんとギャラも、もらっていますから。もし、ノーギャラだったら問題でしょうけど、ちゃんとギャラも発生していて、僕らはプロとして、プライドを持って、身体を張っているんです。「芸人がかわいそう」は違う。

 それを言われると、逆に僕らはどんどん追い込まれてしまう。こういう身体を張った企画で、飯を食ってる芸人もいるってことを知ってほしいです。


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