「仮にもう1枠増えるなどして、代表選考への挑戦権がいただけるのであれば、挑戦してみたい」
一度引退して復帰した意味を考え続けた男の結論である。
■女子ホッケー五輪初メダルへ アスリートとして最後の挑戦
#04 小野真由美(SOMPOケア/35歳/ホッケー)
女子ホッケーの日本代表「さくらジャパン」最年長。経験に培われた全力プレーでディフェンスの要を務めてきた。女子ホッケーは東京五輪の出場枠を確保しているが、さくらジャパンの代表チーム編成は未定。開催延期で、選考スケジュールも延期となっている。
リオデジャネイロ五輪の後、一度引退して豪州留学。世界のホッケーを学んで復帰した。
「アスリートとしては東京五輪を最後にするつもりです」
目指すのは初メダル。それは日本にとっても大きな夢だ。
(文/本誌・鈴木裕也)
※週刊朝日 2020年5月1日号