カリフラワーは冬が旬。手に入りやすい時期なのでダイエットをスタートしやすい(撮影/難波雄史)
カリフラワーは冬が旬。手に入りやすい時期なのでダイエットをスタートしやすい(撮影/難波雄史)

 年始は、新年会などで、つい食べ過ぎてしまう機会が多い時期。年明けのテレビや雑誌、ネットなどでダイエットの記事を目にすることも多く、体重増加はこの時期の多くの人の悩みなのです。

【「カリフラワーライス」レシピの記事を写真付きで見る】

 そこで、提案したいのが「カリフラワーライスダイエット」。数年前から、ダイエット先進国のアメリカのニューヨークやLAで人気になり、最近は日本でも話題です。やり方は簡単で、カリフラワーを刻んでお米のようにして食べるというもの。

 カリフラワーは野菜なので、お米に比べてぐっと糖質量が減らせることができ、ダイエットに効果的なのです。

 このダイエットのすごいところは、カリフラワーライスが本当にお米のように見えること。アメリカ人よりも、むしろ日本人に向いているダイエットなのです。そこで、『おいしい低糖質レシピ 食べてやせる! カリフラワーダイエット』(扶桑社)で料理レシピを提案した、料理家で栄養士でもある石川みゆき先生に話を聞いてみました。

ご飯をカリフラワーライスに換えた、鶏の照り焼き献立。夕食におすすめ(撮影/難波雄史)
ご飯をカリフラワーライスに換えた、鶏の照り焼き献立。夕食におすすめ(撮影/難波雄史)

 カリフラワーライスの作り方は簡単。カリフラワーを包丁かフードプロセッサーで刻むだけです。見かけはまるでご飯なのに、低糖質です。例えば、同じ80グラムのご飯とカリフラワーライスの糖質量を比べると、ご飯は29.5グラム、カリフラワーライスは1.8グラム。糖質量は16分の1になります。

 まずは、夕食の献立の主食をカリフラワーライスに換えてみてください。おかずは、今まで通りで大丈夫(もちろん極端にカロリーが高いおかずはNG)。

 ただし、早く効果を出したいからと1日のすべての糖質をシャットアウトするのは、ストレスがたまりリバウンドしてしまいます。元気が出ないなど、体に影響が出ることもあります。ダイエットのために、夕食をカリフラワーライスにしたら、朝食、昼食は今までの30パーセント減くらいの糖質量にしましょう。

■カリフラワーライスを作ってみましょう

 最近は市販品もありますが、簡単なので自分で作ってみましょう。カリフラワーは冬が旬。花蕾(真ん中の白い部分)が真っ白でかたく、ずっしりと重い、新鮮なカリフラワーが手に入りやすい時期です。丸ごと1個をカリフラワーライスにし、保存しておくと、忙しい年末年始に便利です。

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