地域の保護猫団体と協力し合い、保護猫の里親探しはもちろん、猫とのオシャレなライフスタイルを提案し、ビジネスとしても「自走」できることを目指している。
動物保護とビジネスというワードを並べると、一部の人たちから拒否反応を示されたり、否定的な意見を言われたりするのも事実。だが、坂上忍さんの『さかがみ家』を筆頭に、「持続可能な動物保護」に大切なことの筆頭として、この「自走」を挙げる代表や団体が増えてきているのもまた事実なのである。『ネコリパブリック』も、「お客様とお店が“猫助け”という理念を共有し、楽しみながら猫の保護活動をサポートする仕組み」を見事に作りつつある。
猫好きにはたまらない、オリジナルグッズも多数揃っていて、ダークにまとまってしまいがちな冬のファッションの差し色にもなりそうな「NECO BASKET」は人気商品。他にも甘くなりすぎない大人向けデザインが揃う。ホームページをぜひ覗いてほしい。
山田美保子(やまだ・みほこ)/1957年生まれ。放送作家。コラムニスト。「踊る!さんま御殿!!」などテレビ番組の構成や雑誌の連載多数。TBS系「サンデー・ジャポン」などのコメンテーターやマーケティングアドバイザーも務める
※週刊朝日 2022年12月23日号