チケットは瞬く間に即完売するほど人気のミュージカル『刀剣乱舞』。歴史上の「名刀」が戦士の姿「刀剣男士」になって戦うというぶっ飛んだストーリーのゲームが原案で、その後、ミュージカル、アニメ、映画と展開され、話題に事欠かない。中でもミュージカルではストーリーの魅力はさることながら、キャラクターに扮した役者の美しさも際立っている。アニメなど2次元の世界観を、舞台など3次元で表現する役者たちは「2.5次元俳優」と呼ばれているが、AERA dot.ではミュージカル『刀剣乱舞』に出演し、2.5次元俳優としても話題の佐伯大地さんと有澤樟太郎さんをインタビュー。佐伯さんの熱すぎる一面や有澤さんが暗闇で恐れた意外なモノとは――。刀をおろした2人の素顔に迫る。
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――2人の最初の出会いはいつですか?
佐伯:僕がミュージカル『刀剣乱舞』の第1弾(阿津賀志山異聞)、樟太郎は第2弾(幕末天狼傳)に出ていて、その制作発表ですね。2.5次元の舞台なので扮装しているから、衣装も髪型もスタイリッシュで「めっちゃカッコいいやつがきた」って正直焦りました。でも、いざ化粧を落としたら「たった今上京してきました」みたいな感じで、みすぼらしい青年たちで……(笑)。思わず、「全然違うな!」って言っちゃったよね。
――こんなに素敵なのに! ミュージカルを通して皆さん魅力が増していくんですね。
有澤:ほんと、よく選んでもらえたなと思います。僕は大地くんが出演する「阿津賀志チーム」の方とご一緒することが多いんですよ。
佐伯:チームは違うけど結局一緒にいるんだよね。佐藤流司くんが樟太郎のことを可愛がっているんだけど、僕も佐藤くんと仲が良いんです。だから樟太郎のことがだんだん可愛く見えてきて……。みんなで箱根に温泉旅行したりね。
――箱根ではどんなことをされたんですか?
佐伯:何されたんですか?
有澤:いや……。
佐伯:暗闇の話は?