世界で唯一アジアと欧州にまたがる国、トルコ共和国は、国土の95%がアジアで、5%がヨーロッパ。物価が安いイメージだが、高いものもある。たとえばタバコ。家も高い。物価は極端なのだ。エーゲ海のカフェでは100円でチャイが飲めたが、エーゲ海クルーズは貸切1週間で1700万円だった。エーゲ海沿いの保養地は物価が安いが、イスタンブールにまでくると物価が上がる。
トルコ国内一、高いホテルに泊まってみた。
アジアとヨーロッパを結ぶボスポラス海峡を臨む「チュラーンパレスケンピンスキーイスタンブール」だ。多くの皇族や各国首脳が宿泊することで知られている。
かつてオスマン帝国のチュラーン宮殿だったホテルだ。宿泊客でもセキュリティチェックをしっかりとされる。ロビーの壁にはこれまでに宿泊したセレブリティの写真がずらり。宮殿の面影が残る場所もある。円天井に、上品なアンティークや織物などが飾られたパレススィート。オスマン帝国時代の豪華な暮らしぶりがうかがえる。