4月26日に待望のサードシングル「Smile Again」をリリースするBE:FIRST。デビューから今日まで、互いを認め合い、ステージの「純度」を上げることに注力しているという。AERA 2023年5月1-8日合併号から。
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――ファーストアルバム「BE:1」を引っ提げ、初の全国ツアーを行った。このツアーで多くのことを学んだという。
SOTA:7人が一緒に前を向いて、良いところも悪いところも含めて同じバイブスを感じながら、ツアーを走り抜けられたことは一番大きかったと思います。運命めいたものを改めて感じました。
RYOKI:毎公演、BE:FIRSTのステージに入り込んでほしいから、毎ステージ100%以上を出すという気持ちでいきました。俯瞰で考えすぎると集中力が逸れたと伝わると思うし、それは格好良くないと思ったので。生きている感情は毎日違っても、僕らが本気で楽しんでいる“生きざま”を見てもらえれば、エネルギーは伝わる。そうすれば、「BE:FIRSTを観たい」と思ってもらえると今回のツアーで確信しました。
■心の鍵が外れる感覚
LEO:自分たちの信念ややりたいこと、グループとしていろいろなところが太くなったと思います。歌やダンスだけでなく、人間として成長できた部分が大きかった。
僕は、(ボイストレーナーの)りょんりょん先生やスタッフの方と一緒にスキルアップしていく過程で、自分がマイクを持つことやステージに立つことが怖いと感じていたことに気付きました。過去の出来事がトラウマになって4年くらい心に何重にも鍵をかけてしまっていた。でも、ライブ中にその鍵が外れる感覚があった。音楽を楽しむこと、どうステージに向かうべきか、表現者として大切なものをライブの中で理解することができた。いつも頼れる距離にメンバーがいてくれ、自分に集中しやすい環境を作ってくれた。自分と向き合うことができて、自分にとってもチームにとってもよかったと思います。
RYOKI:会場は毎回違うから、ナマモノみたいな部分もあって、音響の課題を感じることもありました。追加公演の2日目、なぜぼくらがマイクを握ってステージに立つのか、魂の部分だけを考えようぜと伝えました。それは、今日ここで伝えなかったら、きっとこれからに影響が出ると思ったから。