Tough TG-5
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Tough TG-5
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写真以外も記録するタフネス機

 防水・耐衝撃・耐低温性能に長けたタフネスコンパクトに搭載された新開発の裏面照射型CMOSセンサーは、前モデルの有効1600万画素から、1200万画素になったが、画像処理エンジンは最新のTruePicVIIになった。拡張だがISO1万2800に対応し、前機種では画像サイズを下げる条件つきだった連写や被写界深度合成機能がフル画素でできるようになった。また、シャッターレリーズの0.5秒前5コマまでさかのぼれるプロキャプチャーモードもある。

 操作面でもシャッターボタン横にはコントロールダイヤルが新設され、露出補正や絞り値の設定が手袋をしていても容易になった。またログ機能は気温も取得するフィールドセンサーシステムに対応。撮影機能とは別に独立したレバースイッチを搭載し、トラッキング情報をみるだけでも結構楽しめる。フィールドセンサーを起動しながら一日中、持ち歩いて撮影したが以前の機種よりスタミナがついた印象。イザとなればUSB給電も可能だ。従来の専用ケーブルから汎用のマイクロUSBになったのは大歓迎だ。水回りのレジャーだけではなく、日常で持ち歩きたいコンパクトに進化を遂げた。

防水カメラの安心感で水面ギリギリに視点を下げ、通常では見切れていた人工構造部を画面から排除すれば普通の公園でも大自然のように撮れる。アウトドアシーンでなくても頼りがいのあるカメラだ●4.5ミリ(25ミリ相当)時・AE(絞りf2.0・60分の1秒・-0.3補正)・ISO100・AWB・JPEG
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防水カメラの安心感で水面ギリギリに視点を下げ、通常では見切れていた人工構造部を画面から排除すれば普通の公園でも大自然のように撮れる。アウトドアシーンでなくても頼りがいのあるカメラだ●4.5ミリ(25ミリ相当)時・AE(絞りf2.0・60分の1秒・-0.3補正)・ISO100・AWB・JPEG
深度合成機能で撮影。安定しない手持ち撮影のため奥の羽に少々不自然なところもあるが、近接撮影モードの一つで手軽で簡単に迫力のフル画素のマクロ撮影を楽しめる。レンズはTG-1から共通の4倍ズーム●18ミリ(100ミリ相当)時・AE(絞りf6.3・400分の1秒・-0.7補正)・ISO160・AWB・JPEG
深度合成機能で撮影。安定しない手持ち撮影のため奥の羽に少々不自然なところもあるが、近接撮影モードの一つで手軽で簡単に迫力のフル画素のマクロ撮影を楽しめる。レンズはTG-1から共通の4倍ズーム●18ミリ(100ミリ相当)時・AE(絞りf6.3・400分の1秒・-0.7補正)・ISO160・AWB・JPEG
撮影にかかわらず独自にログを記録でき、スマートフォンからみられる
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撮影にかかわらず独自にログを記録でき、スマートフォンからみられる

◆宇佐見健

●レンズ:4.5~18.0ミリ(35ミリ判換算で25~100ミリ相当)・F2.0~4.9。最短撮影距離:0.01メートル●撮像素子:有効1200万画素・1/2.33インチ●手ブレ補正:センサーシフト式。2.5段(テレ端)●液晶モニター:3.0型、約46万ドット●シャッター:1/2000~1/2秒●撮像感度:標準出力感度:ISO100~1万2800●動画撮影機能:3840×2160/30p/25p、1920×1080/60p/50pなど●記録媒体:SDメモリーカード(SDHC/SDXC、UHS-I対応)●ネットワーク等:無線LAN(IEEE802.11b/g/n)●大きさ・重さ:113×66×31.9ミリ・約250グラム(バッテリーとメモリーカードを含む)●価格:オープン(税込実売5万3870円)●URL:https://olympus-imaging.jp/