
恋愛のハードルも高い?
また、昨年3月に行われた出演映画「四月になれば彼女」の舞台あいさつでは、最近の恋愛について感じることを聞かれ、「同世代の男女を見ているとすごく恋愛のハードルが高いと思う」と返答。皆アニメやキラキラしたドラマを見すぎており、恋愛相手にも相応のものを求めてしまうので、結果的に生きづらい世の中になっていると語っていた。これまで目立った熱愛報道がなかったところを見ると、自身の恋愛観もこれに近いのかもしれない。
「これまで素朴なビジュアルとあいまって幼い印象もあった森さんですが、23歳なので恋愛もするでしょうし、そうすれば、ますます大人の雰囲気がにじみ出てきそうな予感はあります。確かな演技力を持ち合わせていますし、これからも大人の女性を演じる機会は増えていくと思います」(同)
森にインタビューをした経験もあるエンターテイメントジャーナリストの中村裕一氏は次のように分析する。
「21年の事務所移籍騒動でしばらく露出が途絶えた時期があり、もしかしたらこのまま引退してしまうのではないかと心配しましたが杞憂に終わりました。大ヒット中の『国宝』では、吉沢亮演じる主人公に自分が利用されていることに気づいていながらも離れることができない女性の複雑な心情を見事に表現しています。逆境からの見事な復活劇を果たしたと言えるでしょう。5年前の18歳の彼女にインタビューしましたが、非常に落ち着いた物腰で、それでいてあどけなさも残った表情が非常に印象的でした。『もっと成長するために日々、考えています』と、まっすぐ、真剣に語っていた姿が脳裏に焼き付いています。いずれにせよ、類まれなる才能と比類なき華、不屈の精神の持ち主であることは間違いありません。なによりまだ23歳というのが末恐ろしくもあります。ここからさらに飛躍していく姿を見られると思うと、とても楽しみですね」
今年は出演した映画が立て続けにヒットしている森。大人の女優へと脱皮し、さらなる飛躍が期待できそうだ。
(丸山ひろし)
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