大きな出来事が集中した昨年

ノートに書いたこと以外にも、「〇〇万円の壁」が見直さたり、「トランプ関税」によって日経平均株価が乱高下したり、「令和のコメ騒動」と呼ばれるようなコメ不足が大きなニュースになったり……。目まぐるしい変化が起こっています。
中でも2024年は、新しいNISA制度のスタートに始まり、2月に日経平均株価がバブル期の最高値を34年ぶりに更新した後、7月には42,224円という史上最高値(終値)に。そうかと思えば、8月頭にはジェットコースターのような乱高下。
一方、日本銀行は3月、17年ぶりの利上げでマイナス金利を解除した後、7月末に追加利上げし、“金利のある世界”に戻ってきました。
同じく7月には新紙幣が20年ぶりに発行され、10月には社会保険の適用拡大や児童手当の拡充のニュース、そして日本とアメリカの選挙で波乱が起こるなど、昨年は“ビッグイベント全部乗せ”とも言えるような状況でした。
制度が変化する背景には、必ず政府の意図があります。例えば、NISAやiDeCoといった「投資をする際に掛かる税金を優遇する制度」が拡充される裏側には、「老後資金は国に頼らず、なるべく自分で準備してほしい」というメッセージが隠れています。怖いからと背を向けると、ご自身の老後に影響が出てくる可能性も。制度の裏側にある“政府のホンネ”についてもお伝えします。
重要なのは「見抜く力」

私が2017年にInstagramで活動を始めた頃は、お金の話を発信している人は珍しかったです。「天気予報のように、気軽にお金の話をできれば」と思っているので、目にする機会が増えたこと自体は喜ばしいと感じますが、誤解を招く表現や不安を煽る内容も増えていることは少し気掛かりです。
AIに質問すれば、即座に“答え”が返ってくる時代になりました。でも、それって本当?私にも当てはまるもの?と、一歩引いて見極める力が必要になっていると感じます。
身に付けた知識はみなさんの視野を広げ、人生の選択肢を増やしてくれます。ぜひ一緒に、学びの一歩を踏み出しましょう。
(fumico)