
義勇は「切れ長の目&和服が似合う」横浜流星
また、「無限城編」で主役級の扱いだった猗窩座(あかざ)と水柱・冨岡義勇は意見が割れるところ。
「猗窩座は狂気と悲しみを内包し、強さと人間らしさを絶妙に表現できることが条件。ある程度は撮影技術でごまかせるとしても、ゴリゴリマッチョなキャラなので筋肉があることも必須でしょう。マッチョではないですが、適任として菅田将暉を挙げている人が多い印象です。また、女性人気が抜群の義勇ですが、鬼滅ファンの間では“イケメンすぎてはいけない”という暗黙のルールがあり、『無口で距離感のある理系男子感』『残念な影キャラ感』を出せる俳優が求められるようです。一見、ハマり役となりそうな吉沢亮は美しすぎてNGなんだそう。寡黙なところと切れ長のきれいな目、これまでの作品で和服が似合うことも実証済みの横浜流星を希望する声が聞かれているほか、『30年前の京本政樹』という時空を越えた配役案も見られます」(サブカルライターの蒼影コウ氏)
とはいえ、肝となるのはやはりメインキャストの配役だろう。本当に実写化となればキャスティング担当者も相当頭を抱えるだろう。
「成否を分ける最大のポイントは、何といっても主人公・竈門炭治郎の配役。ファンが納得できる“似ている”要素はもちろん、アクションができて、炭治郎の純粋でまっすぐな雰囲気が出せる主演クラスの役者となるとそう何人も見当たりません。『東京リベンジャーズ』シリーズでヤンキー・タケミチ役を熱演した北村匠海、アクションに定評がある佐藤健、童顔で見た目のイメージが近しい神木隆之介が有力候補に挙がるはず。ただ、実写化が5年先だと想定したとすれば、黒川想矢が面白いかもしれません。大ヒット中の映画『国宝』で主人公の少年時代を好演して話題を呼んだ彼は、この先ブレーク間違いなしの逸材。見た目も炭治郎の雰囲気十分です」(民放プロデューサー)
そしてもう一人重要な存在が、禰豆子役を務めるヒロイン。キャストには演技力はもちろん、大役に耐える覚悟も求められる。
「ビジュアル面から、ネットでは橋本環奈や今田美桜の名前が目立ちます。橋本は『銀魂』などでのアニメキャラ演技に定評がありますが、『コメディー寄りになる』『おでこが似合わない』との意見も。今田には『気が強い印象だから鬼役のほうが合いそう』という声も聞かれます」(前出・アニメ誌編集者)