
煉獄は「目ヂカラ&しっかり眉」の間宮祥太朗
さらに、漫画原作の実写化常連の本郷奏多は無口で無機質な霞柱・時透無一郎、NHK大河「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」の花魁役が記憶に新しい小芝風花は堕姫、“目ヂカラの強さとしっかりした眉毛”が特徴の間宮祥太朗は煉獄杏寿郎にそれぞれ推されており、妓夫太郎に柄本時生、半天狗に温水洋一なども納得感が高そうだ。
他にも嘴平伊之助に「体はなかやまきんに君、マスク取ると吉沢亮」というネタ案や、Snow Manメンバーで配役を妄想するファンも。半分ネタ、本気の遊びでも盛り上がれるのは、作品がそれだけ愛されている証拠だろう。
一方で「実写化してほしくない」という声も根強い。前出の蒼影氏はこう語る。
「『鬼滅』の世界観は完成されすぎています。原作者やアニメスタッフが作り上げた空気感……そうした“聖域”に安易に踏み込んでほしくないと感じるファンがいるのも無理はありません。過度なコメディー演出や原作改変があれば、ファンは即座に拒否反応を示し、大炎上するのは必至。関係者も簡単に動けないのが現実でしょう」
ともあれ、これほど“妄想キャスティング”が盛り上がるという事実は、実写映画というジャンルに対する期待がゼロではないことを物語っている。「鬼滅の刃」には「邦画実写」のジンクスすら突き破ることが期待されているのだろう。
(泉康一)
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