
――今のご体調はいかがですか?
基本的に元気なんですよ。結構あっけらかんとしているので(笑)。ただ、これは良くないんですけど、あまり病院が好きではないので健康診断にしばらく行っていなくて。今年の6月に急に激しい頭痛に襲われて3日ぐらい寝込んだ時があったんです。めまいがひどくて味覚障害も出たので、病院に行って血液検査を受けたら、ホルモンの数値が低くて「更年期障害」と診断を受けました。私の母も50歳前後で更年期障害になって、元気がなくなったんですよね。病院でお医者さんに伝えられて、「あっ、私にもきた」って。頭痛はおさまったけど、めまいはまだ続いていますね。起き上がった時に、左右に「ぐわーん」と揺れる。ドラッグストアで医薬品の「命の母」を購入して今も飲んでいます。ただ、原因が分かったので安心した部分はありました。
家族には絶対に話したほうがいい
――確かに体調が急変したら不安になりますよね。
そうなんです。「これやばいな。子どもの学校の送迎をどうしよう。シングルマザーの私が倒れたら生活がストップする」と不安に襲われて。子どもたちには「ごめんね、起きられない。お弁当もなしで」と伝えました。私たちは家族の会話が多いと思います。誰かが問題を抱えると、みんなでどうするかを家族で話し合います。お兄ちゃんは妹のことが心配だし、妹たちはお兄ちゃんを尊敬している。ただ、「それはあなたが間違っているんじゃない?」と私が子どもに伝える時もあります。自分が当たり前だと思っている感覚が、他の人から見れば当たり前じゃないことが珍しくありません。悩みを打ち明けてくれるのは大事だけど、不平不満を言うだけでは解決しない。「他人を変えることは難しいけど、自分のことは変えられる」とよく話しています。「話が長い」「うるさい」って言われる時もあるけど(笑)、なんでも話し合える関係なので。だから、私が更年期障害を発症した時にはすぐに伝えました。症状を理解してもらうためにも、家族には絶対に話したほうがいいと思います。
