
日本人ファーストの考えに感動した
小林氏にダブルスコアで8位(84票)となったのが、参政党の神谷宗幣代表だ。7月の参院選で14議席を獲得し、日本中に“オレンジ旋風”を巻き起こした参政党。「日本人ファースト」をキャッチフレーズに、外国人の受け入れや、外国人による土地・不動産購入に制限をかける公約を次々と打ち出し、支持を集めた。
一方で「排外主義」「差別を助長する」などの批判も寄せられ、候補者の演説会場では支持者と反対勢力が小競り合いになる場面もあった。
アンケートでは、
「日本人ファーストの考えに感動しました」(50代/男性)
「親中派、親韓派でなく、本当に日本の利益を考えてくれそうだから」(60代/女性)
「不法移民やスパイ防止、~中略~ 日本の土地建物を外国人に買わせないような法律をやってくれそう」(70代以上/女性)
といった「日本人ファースト」への共感が目立ち、日本が外国人に乗っ取られるのではないかという危機意識の強さが浮き彫りになった。
また、参政党は「大口のスポンサーなどは存在しません」とアピールしているとおり、政治資金収入の大半を党費など個人から集めているという特徴がある。
「とにかく一度、企業団体とのしがらみのない若くて考えにブレのない神谷君に目先の改革や近未来のビジョンを任せてみたい」(60代/男性)
「しがらみがなく、自分の想い通りに動ける人だから」(60代/男性)
などと、既得権益層との決別を期待する声も一定数あった。
安定感、バランス感が少数与党にとって必要
政治の刷新を求められている神谷氏に対し、安定感で支持を集めたのが7位(87票)の自民党・林芳正官房長官だ。アンケートでは、少数与党の難しいかじ取りを任せるには適任だという見方が大多数だった。
「常識人なので上手に国政を全うできそう」(60代/女性)
「林さんの安定感、バランス感は少数与党にとって必要なのではと思いました」(60代/女性)
「自民党に、火中の栗を進んで拾う人はいなさそうなので引き続き、(石破首相)とも思いますが、辞職やむなしとなった際は、継続性を考えてこの人。組閣も官房長官だけが交代する居抜き内閣」(40代/男性)