
元女優で美容家の君島十和子さん(59)は歌手の松田聖子のファンだと公言している。松田聖子は現在、45周年を記念したコンサートツアー中だが、君島さんは7月の日本武道館のコンサートにも足を運んだ。ファンになったのは3年前からだというが、「美のカリスマ」はなぜ松田聖子に魅了されるのか。そこには、君島さんの“美”にもつながる「原点」があった。
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松田聖子は1980年4月1日に「裸足の季節」でデビューを飾った。現在はデビュー45周年を記念した夏のコンサートツアー『45th Anniversary Seiko Matsuda Concert Tour 2025』の真っただ中で、8月に福岡、愛知、9月には追加公演が東京・日本武道館で開催される。
君島十和子さんは、その45周年コンサートツアーの日本武道館公演(7月12日)に行ってきたという。その日の様子は、君島さんのインスタグラムにアップされ、“松田聖子愛”のあるメッセージもつづられている。君島さんが聖子ファンを公言するようになったのは3年前からだというが、何かきっかけだったのか。
「ちょうど3年前、デビュー以来聖子さんのファンクラブに入っている女性のお友達に誘われて、聖子さんの日本武道館コンサートに初めて行ったんです。そのとき、頭の芯にズドーンときた! 衝撃的な感動がありました。そこから、聖子さんに関する本やインタビュー記事を読みあさり、誘ってくれたお友達と話しているうちに、どんどんのめり込んでいった感じです」
常に歌うことを選択してきた聖子の強さ
デビュー45周年を迎える聖子の長い歴史がありながら、「なぜ今ごろファンに?」とも思ってしまうが、来年で還暦を迎える君島さんには、このタイミングだからこそ、強く惹かれる理由があった。
「聖子さんはどんなことがあっても、歌手としての歩みを止めず、常に歌うことを選択してきた。その強さみたいなものに惹かれます」
君島さんは自分の人生と重ね合わせ、こう続ける。
「いまは結婚しても、子供を産んでも、仕事を続けていくことは当たり前で、周りの人たちも応援してくれる時代です。しかし、昭和のアイドルは“結婚したらおしまい”という空気感があり、無条件に芸能界を辞めていく人も多かったと思います。でも、聖子さんは娘の沙也加ちゃんの出産、子育ての2年間ほどブランクはあっても、その間もレコーディングは続け、歩みを止めなかった。30年前、芸能界の末席にいた私のような女優でさえ、結婚するときに『仕事を続けるのか』『やめるのか』の二択を迫られたので、周囲からの圧力は相当あったと思います。そういうことをものともせず、歌うことを止めなかった。“松田聖子”という使命を帯びて生きている人なんだろうなと、この年齢になったからこそ、そのすごさを感じます」