
――東京に住んでいたときと生活のリズムに変化はありましたか?
ガラッと変わりましたね。私は朝が苦手で夜型だったんです。東京にいると夜に友達に呼ばれたらお酒を飲みに行ったり、仕事が終わった後に外食に行ったりする機会が多かったけど、奄美にいると飲食店が少ないし、閉店する時間も早い。夜は真っ暗で海の音とフクロウの鳴き声が聞こえるくらいで静かなんです。海をボーっと見つめて心が落ち着くと、やることがないので寝ようと(笑)。ぐっすり眠れて、朝もパッと起きられるようになりました。睡眠の質が変わった感覚があります。人に会うのは好きですけど、奄美に行って人がいない生活に慣れてしまいましたね。東京に行ったときにはいろいろな人と会おうと予定をたくさん詰めていたんですけど、メチャメチャ疲れる(笑)。今は東京にいるときも1日外食したら、次の日は静かに一人で過ごしたりしています。今は東京から奄美に戻ると、「やっと帰ってきたあ」という感覚になります。奄美に戻ったときは誰もいない海に入ってリフレッシュします。温泉みたいな感覚ですね(笑)。
芸人さんを教えてあげたり(笑)
――パートナーの方と一緒に住まれているんですよね。
はい、お付き合いして約8年ぐらい経ちます。今のところ、結婚の予定はないですけど、家族みたいな感じですね。父(明石家さんま)とは……全然違うタイプですね(笑)。まあ、父とそっくりな人はなかなかいないですけど(笑)。ウチは芸能色の強い家族ですけど、その世界に1ミリも興味がないタイプで。私の母親(大竹しのぶ)が女優であることも知らなかったですし。子どものころから日本と海外を行き来する生活で、テレビを見る機会がなかったらしいです。私のことも出会ったときは知りませんでした。一緒に暮らすようになってからM-1を見るようになって、芸人さんを教えてあげたり(笑)。優しくて、一緒にいて楽ですね。
