
アレックス・ラミレス氏(元DeNA監督)と辻発彦氏(元西武監督)に注目が集まっている。結果と育成の両手腕に長けた両氏に対し、過去の在籍有無を問わずラブコールを送る球団が出てきそうな雰囲気だ。
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ペナントリーグは前半戦が終了、両リーグ共に低迷球団が明確化してきている。クライマックスシリーズ進出可能性が低くなった球団は、早くも来季以降へ向け動き出しているようだ。
「ヤクルトとロッテは圧倒的最下位に沈む。ヤクルト・高津臣吾監督、ロッテ・吉井理人監督は交流戦中から休養可能性も取り沙汰されていたほどの惨状。来季留任可能性はゼロに近いと思われる」(スポーツ新聞野球担当デスク)
前半戦終了時点でヤクルトは83試合消化、28勝50敗5分、勝率.359。同ロッテは86試合消化、34勝50敗2分、勝率.405。両球団とも首位と20ゲーム差前後も離されている状態だ。
「不安定采配でファン・関係者からの評価が芳しくないDeNA・三浦大輔監督。Bクラス濃厚で当初から“繋ぎの監督”と見られていた楽天・三木肇監督。(ヤクルト、ロッテを含め)4球団の監督の来季去就は不透明」(スポーツ新聞野球担当デスク)
セ・リーグは首位・阪神と最下位・ヤクルトが突出、その他は混戦状態になっている。だがDeNAに関しては、「勝負どころで勝てない」との評価も多い。パ・リーグの楽天も同様で、好調が続いても上位進出に重要な試合を落とすケースが目立つ。
「選手、コーチ時代の実績と監督としての資質は異なることが証明された」(スポーツ新聞野球担当デスク)と続ける。古くから言われる「名選手、名監督にあらず」というところか。
来季新体制へ向け、水面下で動いている球団もあるという。そこで新監督候補として必ず名前が出るのがラミレス氏と辻氏だと言われる。
「ラミレス氏には『日本で更なる成功をしたい』という思いがあり、野球のみでなく他競技とも積極的に絡んでいる。NPB監督のオファーがあれば、よほどの悪条件でない限り球団問わず引き受けると思われる」(スポーツマネージメント会社関係者)