「私は落選してしまいますよね」と応じた塩村氏

 小西議員のこのポストは既に削除されているが、塩村氏はXで、

「さすがにそれは失礼すぎる。仲間の気持ちも考えられないのかな…と」

「どの報道調査もということはなく、まちまちです。本日午後のフジテレビの情勢調査は私が7番手、最新の朝日は5番手です。結果は投票箱が閉まるまで分かりませんが、それを踏まえると、小西さんがおすすめする方法ですと、私は落選してしまいますよね」

 などと応じた。

 なお、小西議員の元秘書である立憲の五十嵐衣里衆院議員も、「終盤に向けての最重要ミッション。立憲2議席確保に向けてあと一歩のおっくんに戦略的投票を!」と奥村氏への投票を呼びかけていた。

 塩村氏は17日、Xで悲痛な訴えをこぼした。

「信じたくないですが、私が安全圏だからと戦略投票を呼びかけるメールが来て(ラインの間違いではないかと思いますが)、家族全員でもう戦略投票をしてしまったという人が昨日も街宣に来て頭を抱えています。 わたしは安全圏ではありません。自身が国会に必要だと考える候補者の名前を投票用紙に書いてください」

 結果的に当選確実となったものの、任期3年の“7枠目”となれば議員として大きなハンデを負うことになる。「仲間」に思わぬ横やりを入れられた塩村氏の胸中やいかに――。

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