子どもが留学しているオーストラリアに、両親は「いずれは自分たちも移住しよう」と考えていたものの、投資永住権の廃止により断念したケースがある。
「教育移住をする家庭の多くは、母と子どもの2人で留学して、父は日本に残って働いています。別居によって家族の形が変わり、離婚するケースも少なくありません」
最近では、世界的に移住の壁になっているのが、想定以上の物価の高騰だ。
「生活水準を維持できず、泣く泣く帰国した人もいます」
不測の事態は、誰にでも起こり得る。夢の海外移住の実現のために、情報収集と的確な判断が欠かせない。
(AERA編集部 井上有紀子)
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