
7月15日(現地時間)にブレーブスの本拠地アトランタ・トゥルイストパークで行われるMLBオールスターゲームに、二刀流を解禁しつつあるドジャースの大谷翔平がスタメン出場することが2日、発表された。そんな大谷の近況を現地在住のジャーナリストに聞いた。
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大谷は2023年9月に右肘を手術して以降、打者に専念。昨年11月にはワールドシリーズで痛めた左肩を手術するなどし、投手復帰が遅れていた。今年6月16日に1番・投手兼DHで、投手に復帰したが現状は、1~2イニングの登板が続いている。7月5日の投手復帰後4戦目も、アストロズ戦に先発して1安打無失点、無四球の3奪三振で2回には3者連続奪三振を奪ったものの、投げたのは2イニングのみだった。
投手大谷には批判も
イニング限定の登板を続けている大谷に対して、「公式戦をリハビリに使っている」などの批判もある。元マーリンズ社長のデビッド・サムソン氏は「ドジャースには、ほかのチームと同様に13人の投手枠がある。大谷はその枠には含まれていない」とルールの抜け穴だという批判も展開した。
現地在住のジャーナリストは、「二刀流選手のリハビリというのは前例のないこと。ほかの選手と異なって当然のこと。これからイニング数を増やしていくので、全く問題ないと思います」と話す。
私生活では大谷は4月、妻の真美子さんとの間に第1子となる女の子が誕生した。
「今までは、24時間、野球漬けになって過ごしていたが、『家族ができたことで、逆にリフレッシュになっている。球場で野球により集中できるようになった』と本人が話していました」
真美子さんは頻繁に球場で応援もしているという。