
愛子さまの腕の中にすっぽり収まっていた子犬から、そのときは3~4倍くらいに! 大きくなった由莉を抱きかかえておられる愛子さまの微笑ましい姿には、駅で天皇ご一家をお出迎えに集まった人たちから大きな歓声が湧いていた。
抱っこエピソードひとつとっても、愛子さまが由莉を大切な存在だと思われていたことが伝わる。実際に愛子さまは、由莉という“家族”との時間を大切にしていることを22年3月に行われた成年の記者会見で語っている。
「両親と一緒に飼っている犬や猫とふれあう時間も私の心安らぐ時間になっていると感じております。これからもペットを含め、家族で過ごす時間を大事にして参りたいと思います」
愛子さまの洋服と由莉のバンダナでコーデ
大事な家族の一員の由莉と愛子さまは「リンクコーデ仲間」でもある。リンクコーデは天皇ご一家の間では“定番”で、例えば、天皇陛下のネクタイの色味と雅子さまや愛子さまのスーツやスカート、スカーフなどの小物類の色味がさりげなく揃えられていることが多い。
会話が多く、仲がいいといわれる天皇ご一家ならではのリンクコーデだが、愛子さまと由莉の初めてのリンクコーデは、愛子さまが10歳の誕生日を迎えられた11年12月に公開された写真。愛子さまが着るニットと由莉のバンダナの柄の色味が同じ赤だった。

さらに、翌年12年12月の11歳の誕生日にあたって公表された写真では、ピンクでコーディネートされていた。どちらの写真の愛子さまもとても優しい笑顔をされている。
そして、愛子さまの19歳と20歳の誕生日写真では、赤坂御用地の紅葉を背景に、由莉は紅葉や椿柄のバンダナを首元につけていた。年齢を重ねた由莉に、ちょっと大人っぽい柄を愛子さまが選ばれたのかもしれない。
そんな風にバンダナを選んであげていた由莉が、そばにもういない。16年4カ月もの間、一緒におられた分、その寂しい気持ちがお癒えになるのには時間がかかるかもしれない。
(AERA編集部・太田裕子)
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