
X JAPANのYOSHIKIがハリウッド映画「BRIDE HARD」のために書き下ろした楽曲「Butterfly」の歌唱アーティストとして起用され、大きな注目を浴びている4人組ガールズ・ボーカルグループ「美麗-Bi-ray-」。YOSHIKIによるプロデュースのもと、これからどのような活動が展開されるのか。「Butterfly」のレコーディングを通して、YOSHIKIは今、美麗-Bi-ray-に大きな可能性を感じているという。(全2回の2回目/前編から続く)
【写真】ドジャースタジアムのスタンドでにっこり「美麗-Bi-ray-」の4人
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YOSHIKI:みんなに全パートを歌ってもらった上で、誰の声がどのパートに合うのかっていう果てしなく地道な作業をやりました。その中でそれぞれの強みと強化していかなきゃいけない部分がなんとなく見えてきました。強化すべき部分があるというのは、大きな可能性を持っているということです。4人ともファルセットを含めると音域がとても広く、それぞれが別の声質を持っているので、全員の声が合わさるとかなり広範囲の領域をカバーできる。単なるハーモニーで声が混じり合うのではなく、例えばある箇所にHinataのローレンジのボイスを入れて、一方でEmiのハイレンジのボイスを入れて、間にMichelleとCocomiが入るとすごく綺麗なハーモニーになったりする。
華々しいデビューに対し、美麗-Bi-ray-の4人はどんな思いがあるのだろうか。

Emi:ここからがスタートだと思っています。目の前の目標を立て続けて、たくさん挑戦をしていく中でレベルアップし続けたいです。4月28日に開催されたMLB公式戦で、ドジャースタジアムに立ってアメリカ国歌を歌わせていただいた時の光景が強く頭に残っていて、「もっと頑張りたい!」と思いました。また大きなステージに4人で立って歌を届けたいです。まずは「Butterfly」をお届けして誰かの勇気に繋がったら嬉しいなと思っています。

Cocomi:ここに来るまでにも、たくさんの方々にお世話になりました。感謝の気持ちを忘れずに、心に届くような素敵な表現ができるアーティストを目指していきたいです。もともとメンバーとは仲が良かったんですけど、一緒に過ごす時間が増えていく中でもっと距離が近くなって、いろいろなことを話せる関係になってきて。それも、美麗-Bi-ray-の強みのひとつだと思います。