例えば、「転職した会社を退職代行を利用して2カ月で辞めた」といった経験があれば、企業側にすぐに退職してしまう人ではないか?という印象をもたれる可能性もあるという。

「退職代行は、SNSなどを通じて退職しやすい環境を整えてくれる一方で、それが本当に本人にとって良いのかどうか、今回の調査を通じてあらためて考えさせられました」

 耐え難い職場から逃れる手段として、退職代行は必要かもしれない。しかし、「手続きが面倒・煩雑」といった理由で安易に頼るのではなく、自ら退職の手続きを行い、「辞め癖」をつけないことが重要だろう。

(AERA編集部・古寺雄大)

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