リオデジャネイロ植物園の日本庭園でイペーの木を植樹する秋篠宮家の次女佳子さま=2025年6月13日午前9時57分、リオデジャネイロ

 夏の広大な大西洋をイメージした青のグラデーションが美しいセットアップは、アパレルブランド「AKIKO OGAWA.(アキコ オガワ)」が、2025年の春夏コレクションとして販売した商品だ。

 ふんわりとしたドレープが美しい、「オーシャングラデーションプリントシフォン ブラウス(税込73,700円)と、「オーシャングラデーションプリント スカート(税込99,000円)の品だ。

佳子さま。うちの品と似たデザインのものをお召しでいらっしゃる…」

 同ブランドの広報担当者は、ブラジルを訪問する佳子さまのニュースを目にしても、そんな感想を抱いていた。

 しばらくすると、ニュースを目にした客から問い合わせが次々に入り出した。

 ここではじめて「おや」と思い、各所に確認したところ、

「(佳子さまに)お買い上げいただいたようです」という確認が取れ、佳子さまがお召しなのは、「アキコ オガワ」のセットアップだと認識したという。

佳子さまがブラジルでお召しだったのは「AKIKO OGAWA.(アキコ オガワ)」のオーシャングラデーションプリントシフォン ブラウス(税込73,700円)。夏の広大な大西洋をイメージしたブルーのグラデーションとシフォン生地の透け感が美しい=「AKIKO OGAWA.」提供

 同ブランドの商品は、六本木ヒルズや百貨店のセレクトショップで取り扱われている。同じシリーズの品は、早い時期に完売しているという。

「弊社のブランドは、生地の生産から縫製まですべて日本国内で作られています。英国のキャサリン妃も、公式の場で英国を代表するアレキサンダー・マックイーンなどの服をよくお召しです。佳子さまが弊社も含めて日本製の服を選んでくださっているのも、そうした自国の産業を応援するお気持ちからでは、と感じており、光栄です」

 佳子さまは、日系の人びとに対面する日の装いに、この服を選んだ。

次のページ 皇室デザイナーの「教え子」