
2024年はS&P500の圧勝と思ったら39.3%で2位。金のほうがS&P500より0.6ポイント、リターンが上だった。
「金は埋蔵量が限られているうえ、そのほとんどが採掘済みで、再生されたものも流通しています。
金価格に連動するETF(上場投資信託)を通じた投資も活発化していることに加えて、実需も堅調に推移しています」
金は米ドル建ての国際価格で取引されている。よって、日本から投資する場合は為替の影響も受ける(円安になれば儲かり、円高になれば損する)。
金価格と為替は完全に連動するわけではない。2022年の前半に金価格は下落傾向だったが、円安の進行で国内金価格は史上最高値を更新し続けた。
リさんが言うように、金のETFも何本か東証に上場しており、「今すぐ買いたい」場合は便利だ。
ここでは、新NISAで毎月つみたてやすい投資信託を紹介しておこう。シンプルな金の投資信託8本を純資産総額、信託報酬とともに表にまとめた。
純資産総額が大きく人気なのは「三菱UFJ 純金ファンド」で信託報酬は0.99%。最も低コストで売れているのは「SBI・iシェアーズ・ゴールドファンド(為替ヘッジなし)」で、信託報酬は0.1838%だ。
取材・文/中島晶子(AERA編集部)、大西洋平

編集/綾小路麗香、伊藤忍
『AERA Money 2025夏号』から抜粋
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