千葉県からきた4歳の女の子と母親は、「目の前でつくってくれること」がベビタピの楽しさの一つだと教えてくれた。店に来るのは今回が3度目で、しなこさんのファンだという。

「べびたっぴ」に夢中

　こうした「体験」を生み出す中心には、店のプロデューサーであり店長のしなこさんがいる。スタッフのまるもももかさんは、しなこさんを「神」とあがめ、こう熱弁する。

「しなこちゃんは自分もインフルエンサーとして活動しているけど、自分が前に出るだけじゃないんです。お客さんや働くうちらがどんな気持ちになるかを常に考えながら店や商品をプロデュースしていて、もうプリキュアかと思うくらい。どれだけ忙しくても怒っているところを見たことがないし、マジで神です」

　原宿駅から店に到着するまでのわずか1分弱の間に、「べびたっぴ」の呪文を唱える制服姿の女の子たち3組とすれ違った。それだけ中毒性のあるフレーズなのかも？　それでは読者のみなさんもご一緒に、べびたっぴ♪

（編集部・福井しほ）

※AERA 2025年6月16日号から

AERA DIGITALではしなこさんの表紙撮影とインタビューの様子を動画で公開中です。誌面とあわせて、ぜひチェックしてください。

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