
3日放送の火曜ドラマ「対岸の家事~これが、私の生きる道!~」(TBS系・よる10時)が最終話を迎える。専業主婦の詩穂(多部未華子)、ワーキングマザーの礼子(江口のりこ)、育休中の厚労省官僚の中谷(ディーン・フジオカ)など、それぞれの事情を抱えながら家事に向き合うストーリーに多くの共感が集まった本ドラマ。育休を取った中谷にバトンタッチする形で職場復帰した妻・樹里役に島袋寛子が登場し話題となった。島袋寛子にまつわる記事を再掲する(この記事は「AERA DIGITAL」に2025年4月29日に掲載されたものの再配信です。本文中の年齢、肩書等は当時のもの)。
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多部未華子が主演を務めるTBS系連続ドラマ「対岸の家事~これが、私の生きる道!~」に出演中のSPEED・島袋寛子(41)。第2話で登場した姿に、ネット上で驚きの声が相次いだ。
多部が幼い娘を育てる専業主婦を演じ、視聴者からは「子育てあるあるが詰まってる」「リアルすぎて共感の嵐」などと、子育てママを中心に話題を呼んでいる同ドラマ。その中で島袋は、ディーン・フジオカ演じる育休中のエリート官僚の妻・中谷樹里を演じており、ドバイ赴任中でコミュニケーション能力の高いバリキャリママという役どころだ。
第2話で島袋は、ロングの巻き髪に真っ赤なドレスというゴージャスないでたちで初登場。SNSでは「この美人は誰だろうと見ていたら、SPEEDの島袋寛子さんと知ってびっくり!」「一瞬、松本まりかかと思ったら、大人っぽく変貌したSPEEDのhiroだった」という声のほか、「自然な演技が上手なんだね」といった賛辞も散見される。
島袋といえば、1996年にSPEEDのメンバーとしてデビューすると、「アンドロメディア」(98年)や「バックダンサーズ!」(2006年)などいくつかの映画に出演した。さらに、09年放送のTBS系「こちら葛飾区亀有公園前派出所」(第6話)、20年放送の同局系「病室で念仏を唱えないでください」(第2話)などのテレビドラマにも出演したが、特別出演やゲスト扱いがほとんどで、「対岸の家事」のようにレギュラーキャストとして名を連ねるのはかなり珍しい。
SPEEDで唯一“芸能一本”
最近の島袋について、芸能ジャーナリストの平田昇二氏が話す。
「島袋さんは今年4月6、7日に東京・COTTON CLUBで、ソロツアー『UTAUTAI 2025』の幕開け公演を開催。21年から3年連続でデジタルシングルを配信し、ソロデビュー25周年にあたる23年にはボックスアルバム『UTAUTAI』をリリースするなど近年は音楽活動を中心に展開しています。今年3月16日に東京・日本武道館で行われた『沖縄アクターズスクール完全復活祭』でも歌声を披露していましたね。その一方、最近は『対岸の家事』のほか、昨年10月期の日本テレビ系『放課後カルテ』の第4話と第5話にも出演しており、今後は女優業にもさらに力を入れていく可能性は高そうです」