撮影:馬場岳人(朝日新聞出版写真映像部)
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「102歳でも、毎朝のスキンケアは欠かしません」。現役美容部員・堀野智子さんが教える、“肌のキレイを保つ”秘訣とは? 洗顔から始まり、化粧水を肌の奥にじっくり届ける──堀野さんにとって、朝のスキンケアは「一日のスイッチを入れる儀式」。その中心にあるのが、自分専用に処方された「オーダーメイド化粧水」です。
 肌の仕組みを熟知し、科学的なケアで美しさを保つ堀野さんの習慣には、年齢を超えて輝くヒントが詰まっています。「お肌は毎日生まれ変わるもの。だから、毎日きちんと向き合うのよ」と言っていた102歳美容部員が実践するリアルな美容法を、『102歳、今より元気に美しく』(朝日新聞出版)から一部を抜粋・加筆再編集して公開します。

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――102歳で現役美容部員の堀野さんが、おすすめする「お肌のキレイを保つ方法」を教えてください。

 私の朝は、まず手を洗うことから始まります。

 いつのころからか夜中にトイレに起きるようになったのですが、そのときに冷たいお水で手を洗ってしまうと目が覚めてしまうんですね。そこで手を洗わずに再びベッドに入って寝てしまい、手は翌朝洗うことにしました。

 その流れで口をゆすぎ洗顔をします。ぬるめのお湯を顔にざっとかけたら、洗顔料をよく泡立てて泡で包みこむように洗います。

 洗顔でさっぱりしたところで、私にとって毎朝の一大イベントであるお肌のお手入れとメイクアップに入っていくというわけです。

 洗顔後に真っ先にするのは、お肌に水分を入れてあげることです。

 洗顔後のお肌はとっても乾燥しやすいですよね。なぜそうなるかというと、洗顔料と一緒にお肌のうるおいを守る皮脂膜など天然の保湿成分が洗い流されてしまうからだそうです。

 つまり、お肌を洗って清潔にしようとすると、お肌のうるおいを保つ成分も流されるという、困った状態になってしまうんです。

 だからまずは化粧水で失われたうるおいを補ってあげる必要があるんですね。

 私が特に気に入って使っているのは、一人ひとりのお肌の成分を分析し、お肌に合った配合で作られた〝私専用化粧水〟です。

 もちろんポーラの商品で、専用の機器をお肌に当てて、肌分析をした上で化粧水の成分を調合して作るのだそうです。
 

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