「ゴミ出し」を通して芽生えた気持ち
例えば、「納豆のパックは汚れているものは可燃ごみとして捨ててください。でも実は水に10分ほどつけると洗剤を使わなくてもねばねばが簡単に落ちるので、そうすればプラスチックとして出すことができます」「マヨネーズのパックは中が汚れているので可燃ごみに出してください。でも、ハサミで切って中身をちょっとすすげば、少々油がのこっていてもプラスチックとして出せます」などなど、ゴミも資源に変えられる方法から、最終的にどのように資源に変わっていくのかなどまで、へーへー!な情報がたくさん。「少しの手間でごみではなく資源として再利用できますので、みなさんもぜひチャレンジしてみてください」と、強制ではなくあくまで「みなさんの協力次第で資源としてのリサイクルができるよ」と、やさしくメッセージが伝えられていました。
そして、なんとこの動画を見たあと私の気持ちは一変したのです。「面倒くさいなあ」という気持ちから一変、まるでゲームのように「これはプラスチックとして出せるかな!」とわくわくしながらゴミから資源への変換を楽しむようになったのです。
まるで北風と太陽。この素晴らしいメッセージの伝え方に感動しました。そうしてみると、なんとゴミの少ないことか!! すでに分けていらした地域の方にとっては当たり前かもしれませんが、あまりのプラスチックの多さに仰天しました。可燃ごみはほとんど捨てるものがないといっていいぐらい。プラスチックはにおいもしないのでゴミ置き場への往復も激減し、なかなか可燃ごみを捨てに行けなくて困るぐらいです(笑)。
還暦大ショックの話から突如「プラスチックの仕分け」の話になったのは、つまりですね、人間は心の持ちよう!ということなのであります。還暦、60歳、あああ……と落ち込んだところから、はからずも2年目記者さんのフレッシュなインタビューを受ける中で改めて自分の人生を深く振り返ることになり、ひと区切りついたみたいな気持ちで、何やらすでに人生の第3章に入ったような気がしてきました。
ここからはまた新たな意味づけのチャレンジが始まると確信した野生のトーコ、もういっちょ腕まくりしてがんばっていきまっしょい! というやる気に満たされています。あー、よかった。これでまた前に進める。出会いってありがたい。みなさんにも日々良き出会いが訪れますように〜。
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