ロックバンド:GLAY (c)Loversoul
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 デビュー30周年を迎えたGLAY。生活のBGMとなる曲を作り続けてきた国民的バンドが語った。AERA 2025年5月5日-5月12日合併号より。

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 昨年5月にデビュー30周年を迎えたGLAY。埼玉・ベルーナドームでのキックオフライブを皮切りに、周年だからこそのイベントが目白押しだ。2タイトル全60曲のベストアルバムはファンの投票で収録曲が決まった。

「30年も活動しているとヒット曲以外にも伝えたい曲があります。だからこそファンの方に選曲してもらったら誤解なくGLAYの世界を伝えられるベストアルバムになるのではないかと思いました。実際、『さすが、わかってるね!』とファンの方たちへの信頼が増す選曲になりました」(TAKURO)

 今年2月には25年ぶりのLUNA SEAとのツーマンが東京ドームで行われた。

「先輩後輩というよりはロック好きが集まったような感覚でセッションができた。全員が50代を迎えてドームのステージ上でそんな経験ができるとは思ってもいませんでした」(JIRO)

「長年音楽業界で闘ってきた同志のような感覚で自然とコラボができたことが嬉しかった。『また10年後にやりましょう』と伝えたらLUNA SEAのみんなも同意してくれたので体力をつけないと。L'Arc~en~Cielをはじめ同年代のアーティストが頑張っている姿もとても励みになります」(TERU)

 周年を締めくくるドームツアーが控えている。

「30年間ライブに来てくれている方、久々に観に来てくれる方、いろいろな人がいろいろな景色を思い出せるようなライブになると思います。生活のBGMになる楽曲を作ってきたのはGLAYの強みです」(HISASHI)

「60代、70代になっても現役として歌い続けたいし、ドーム以上の規模でライブができるバンドに成長していきたいです」(TERU)

 国民的バンドはまだまだ高みを目指す。(ライター・小松香里)

AERA 2025年5月5日-5月12日合併号より

AERA 2025年5月5日-5月12日合併号

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