
4月1日午前10時に宮内庁の公式YouTube(ユーチューブ)チャンネル「宮内庁 Imperial Household Agency」で動画とショート動画の配信が始まった。公開から4日ですでに登録者は8万人を超え、さっそく、3月にブラジル大統領夫妻を招いた晩餐会で天皇陛下のお言葉がすべて入った長めの動画も配信している。晩餐会の動画では、高円宮家や三笠宮家など宮家の皇族方の映像もあるだけに、かねて期待の高い皇后雅子さまの英語による交流場面の公開も期待されている。
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「約21万人のブラジルの人々が現在我が国で生活し、経済活動や地域社会の活性化、そして日本とブラジルとの人的交流に重要な貢献をされており――」
ユーチューブチャンネルで再生回数が6・6万回(4日現在)と群を抜いて多いのは、国賓として日本を訪問したブラジル大統領夫妻を歓迎する宮中晩餐会での天皇陛下のお言葉をアップしたおよそ9分間の動画だ。
1年前に始まった宮内庁の公式Instagram(インスタグラム)で投稿されるのは、最大90秒のリール(ショート動画)が限界だっただけに、6分を超える陛下のお言葉をすべておさめ動画に人気が集まったようだ。
神戸学院大学准教授で、メディア論や歴史社会学を専門とし皇室についての評論も多い鈴木洋仁(ひろひと)さんは、関西テレビでの勤務経験を通じて、表情や動作ひとつで、「生身人間としての魅力や人間性」が直に伝わる動画の影響力は大きい、と話す。そのうえで、宮内庁のユーチューブチャンネルの開設について、デザインや発信の仕方を含めていまの流行りをよくつかんでいる、と感じたという。

「数年前は、数十秒のショート動画が人気だと言われましたが、いまは1時間くらいのユーチューブ動画に人気が戻っています」
視聴者もテレビの40分は長く感じるが、コンテンツを詰め込み過ぎていないユーチューブ動画ならば、別の作業をしながらの「ながら見」に適しているというのだ。