
開幕から一週間が経過したプロ野球。早くも活躍を見せている新戦力は少なくないが、ペナントレースの行方を左右することが多いのが外国人選手だ。近年は期待通りの活躍を見せられる選手は減っている印象だが、その中で好スタートを切った選手についてピックアップしてみたいと思う(成績は4月2日終了時点)。
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まずセ・リーグでここまで大きな戦力となっているのがキャベッジ(巨人)だ。メジャーでは通算29安打、2本塁打とそこまで実績があるわけではないが、マイナーでの好成績が評価されて来日。推定年俸2億円という条件からも球団の期待の高さがうかがえる。
開幕戦では来日第1号を含む長打3本の活躍でチームの逆転勝ちに貢献すると、翌日にも2試合連続となるスリーラン。その後も勢いは衰えることなく、ここまで5試合連続安打を記録し、4割を超える高打率と見事な活躍を見せているのだ。チームは外野のレギュラーである丸佳浩が怪我で出遅れており、まさにその穴を埋める存在となっていることは間違いない。ここまで5試合で5三振と三振が多いのは少し気になるものの、引っ張るだけでなくセンターから左にも強い当たりを放っており、速いボールと横の変化への対応力の高さは素晴らしいものがある。4月2日の中日戦では来日初盗塁もマークしており、打つだけでなく走塁への意識が高いのもプラス材料だ。ここから相手チームも弱点を攻めてくることが予想されるが、貴重な得点源としてかかる期待は大きい。
セ・リーグの投手でまずまずのスタートを切ったのがマラー(中日)だ。オープン戦で好投を見せて開幕ローテーション入りを果たすと、4月1日の巨人戦で初先発し、5回を投げて1失点と試合を作って見せた。ストレートはコンスタントに150キロ前後をマークしており、2メートル近い長身ということも数字に見合うだけの威力が感じられる。何といっても大きな魅力なのは奪三振率の高さで、NPBデビュー戦でも5回を投げて9奪三振を記録した。走者を背負ってからの投球に少し不安が残り、5回で97球と球数が多くなった点は課題が残ったが、与えた四死球は0とアメリカ時代に苦しんだコントロールについても着実に改善しているように見える。この調子を維持することができれば、メジャーに移籍した小笠原慎之介(ナショナルズ)の穴を埋める筆頭候補となりそうだ。