札幌ドームの明日はどっちだ?
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 大和ハウスプレミストドーム(札幌ドーム/以下ドーム)の負の連鎖は止まりそうもない。

【写真】本拠地移転から25年以上経つが、今でもファンに愛されている球場がこちら

 2025年3月期は2400万円の黒字決算となる見通しだが、今後の行方は不透明。加えて本拠地として使用するサッカーJ2・北海道コンサドーレ札幌(以下コンサドーレ)が将来的な移転を示唆しているのだ。

「コンサドーレもドームから去ってしまうのか?」との声が上がり始めている。

「(新スタジアムを)いつまでに作る、といったような明確な時期はまだ言える状態ではないですが、しっかりと推進していきたいです」(コンサドーレ代表取締役社長・石水創氏)-(Yahoo!ニュース エキスパート/村上アシシ「コンサドーレ新社長が語る新スタジアム構想の現在地」より/2025年3月12日付)

 今年1月に就任した石水氏に対し著述家・村上アシシ氏が行ったインタビュー内容が波紋を呼んでいる。多くのファン・サポーターが待ち望む新スタジアム建設へ前向きな発言だったからだ。

日本ハムが北広島市にエスコンフィールドHOKKAIDOを建設、移転後は大成功を収めている。スポーツ界のみでなく他業種でも大きな話題。ビジョンと方法によっては成功可能性は高いので、同様のプランを持っていてもおかしくない」(スポーツマーケティング会社担当者)

「スタジアム建設って、単にサッカー観戦が目的ではないんですよね。もっと大きい視点、町づくりの観点が必要だと思うんです」と石水氏は前述したインタビューで続けている。日本ハムが北広島で掲げるビジョンと同じで、「水面下では何らかの動きがあるのでは……」(北海道テレビ局スポーツ担当者)ともっぱらだ。

 コンサドーレには熱狂的なファン・サポーターがいる。しかしチームは混迷期に入っており、今季から降格したJ2でも7試合消化して2勝5敗(3月31日時点)、20チーム中で17位に低迷している。

「地方クラブと思えないほどの収入はあるが経営は苦しい。J2降格したことで観客動員や広告が減るのは間違いない。早期のJ1復帰と共に経営改善をしなければさらに厳しくなる」(サッカー関連メディア編集担当)

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