北極域研究船の命名・進水式が始まる時刻には青空が広がった。船からつながる支綱を斧で切断する愛子さま。初挑戦となる今回は、DVDで予習したと関係者に話した=2025年3月19日、横浜市磯子区

 式典の関係者のひとりが愛子さまに、

「愛子さまが晴れさせてくださいました」

 と、声をかけると、愛子さまは、

「このあとはどうでしょう」

 と、ほほ笑みながら返した。

命名・進水式が行われた横浜の造船所。式典が始まる時刻には、午前中の悪天候から一転して快晴に=2025年3月19日午後2時半ごろ、読者提供

 午後4時過ぎ、帰路につく愛子さまの周りに集まった人たちが「敬宮さま」と声をかけると、愛子さまは青空のような笑顔で手を振り返していた。

 さわやかな笑顔に「まあ、可愛らしい」と歓声とため息があがり、それは雪や雨を吹き飛ばす愛子さまのプリンセスパワーを感じさせるものだった。

(AERA dot.編集部・永井貴子)

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