急かすために「はよしい」と息子に1日何回言っているのだろうと思うpecoさん
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 pecoさんの日々の出来事について綴る連載「pecoの子育て&お仕事日記」。今回のお話は、子どもを「やる気にさせる言葉がけ」。例えば、朝の支度にグズグズしている子どもに、pecoさんだったら、なんて言って動かしている?

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  私自身のXで〈ほんまわたし「はよしい」って一日何回言うてるんかカウントしてみたい〉って、つぶやいたこともあるけど、「はよしい」って、何回くらい言ってるだろう……朝だけでも何回も言ってます。言わないように気を付けながらでも、20回くらい?(笑)

  朝、学校に行くときに、時間がない場合に急がせるために「はよしいや!」と、なるんですけど、それ以外、やる気が起きない息子には、まず“共感”から。

 例えば、「今日は習い事に行きたくない」とか、そういう意味でのやる気が出ないときは、まず共感するんです。「行きたくないの、わかるよ」「ママも大好きなことでも、やりたくないときがある」とか話します。

“共感”の次の作戦が“選択肢”。やる気が起きないときでも、選択肢を出すと、結局その選択肢には答えてくれるんです。

 例えば、家でカタカナドリルをやっているんですが、「ドリルやろうか」と私が言ったときに「え~っ」と、やる気がなかったら、「じゃあ。いまやるか、遊んでからやるか、どっちにする?」って話すと「じゃあ……」と、どちらかを選ぶ。どちらにしても自分で「やります」と言っちゃってるんで、結局は行動に移してくれる。なので、うちの息子には、“共感”と“選択肢”ですね。

「はよしい」と言ってばかりではない

 選択肢という視点でいうと、朝も「はよしい」とばかり言っているわけではなくて、朝の時間がないときになかなか支度をしなかったら、「どうすんの? 先に着替えるの? 歯磨きするの? カバンに荷物を詰めるの?」って、「はよしい」の流れの中でも、選択肢を与えています。そうすると「じゃあ、先に歯磨きする」って動き出してくれます。

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