![土屋太鳳 [撮影/掛祥葉子(写真部)、ヘアメイク/尾曲いずみ、スタイリスト/藤本大輔(tas)、衣装協力/tiit tokyo(THE PR)、e.m.(e.m.表参道店)]](https://aeradot.ismcdn.jp/mwimgs/b/2/693mw/img_b202fd9d11c959e9e57c266c41cb3bbd68927.jpg)

9日放送の「池上彰の昭和100年&令和の挑戦者SP」(テレビ東京・よる6時30分~)は、「今に繋がる庶民の暮らし」がテーマ。俳優・土屋太鳳が軍艦島に上陸し、昭和の時代に炭鉱産業で栄えた軍艦島を巡り、人々の暮らしに思いをはせる。軍艦島を舞台にしたドラマ「海に眠るダイヤモンド」(TBS系)にも出演していた土屋太鳳の過去の記事を再掲する(この記事は「AERA dot.」に2021年1月28日に掲載されたものを再編集したものです。本文中の年齢、肩書等は当時のもの)。
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それまで見たことのない“狂気”──。女の子なら誰もが夢見るおとぎ話のような幸福。「めでたしめでたし」の先にあるストーリーを描いた“裏”おとぎ話映画。女優の土屋太鳳さんは、映画「哀愁しんでれら」(2月5日より全国公開)で新境地を切り開いた。
【前編/土屋太鳳、主演3度断る 俳優の仕事で特に大事だと思うことは?】より続く
昨年の自粛期間中、土屋家では、家族で過ごす時間がぐんと増えたらしい。
「去年の4月には、家族5人でお酒を飲みながら、朝までじっくり話したこともあります。両親の昔の話を聞いたり、それぞれの仕事の話をしたり。あの時間がなかったら聞けなかったような、面白いエピソードがたくさん出てきました。話をしていたのは主に両親で、私は飲み物とおつまみの担当(笑)。姉がすぐ眠っちゃうのでそれを起こしたり、弟がすぐ甘えて『マッサージして』って言うので、凝っているところを揉んでみたり。私? 私は、人の話を聞いているときは絶対に眠くならないです。誰かといるだけで、退屈しないんです」
「相手の話をよく聞く」ことは、両親の躾でもあるという。人生経験の豊かさゆえか、自分の考えていることは、いいことも悪いことも大概、見透かされてしまうのだとか。
「父は、長所も短所も私と似ていて、それがより極端に表れるタイプですね。16歳ぐらいのときに一人で上京して、いろんな苦労を経験しているせいか、家族に対しては厳しさもあります。でも、昔に比べたら穏やかになって良かった。母は、私たち家族を見守る妖精のような可愛くて優しい存在です。両親とは仲はいいですけど、友達感覚ではないですね。友達ほど秘密ごとは話せない(笑)。でも、両親のことはすごく好きですよ。家族のことは大切にしています。家族との平穏な時間が、私の一番の幸せです」
毎日のルーティーンとしては、「走ること」と「水をたくさん飲むこと」の二つを必ず実践している。
「運動は、いろいろ試したんです。インナーだけ鍛えるとか、筋トレして走って、というのを3セットするとか……。でも、去年の『24時間テレビ』で“募金ラン”に参加したときに、『あ、ただ走っているだけでもいいんだな』と学んだんです。今までは、心拍数を上げることでカロリーを消費してきたけど、そうじゃなくて、苦しくない、『永遠に走れるな~』ぐらいの匙加減で走ると、勝手に身体がスッキリするってことを」