書類を出し忘れても安心! 還付の申告なら5年間OK

 生命保険料や社会保険料などの控除も、確定申告で手続きが可能です。

 多くの方は、年末調整の際に生命保険料控除証明書などの書類を提出していると思いますが、もし出し忘れていた書類があっても大丈夫なのです!

 また、確定申告といえば3月中旬まで……という印象がありますが、会社員の方で、税金が戻ってくる申告(還付申告)だけをするのであれば、実は期限が5年間! 今年で言えば、3月18日以降も提出ができるのです。

 さらに期限が5年間あるので、昨年に医療費控除を申告し忘れていたという人も、まだまだ間に合うということになります。

 確定申告を忘れてしまって、がっかり……という人も、5年以内のなるべく早い時期に申告をしてみてくださいね。
 

確定申告、どうやる?

 確定申告書は、国税庁のウェブサイトにある「確定申告書等作成コーナー」(https://www.keisan.nta.go.jp/kyoutu/ky/sm/top#bsctrl)で、簡単に作成することができます。

 まずは勤務先でもらった源泉徴収票を用意しましょう。こちらは入力するのに必要なだけなので、電子データでも問題ありません。また、医療費の領収書やふるさと納税の受領書など、自ら申告するのに必要な書類も手元に準備しておく必要があります。

 あとは医療費控除であっても、ふるさと納税であっても、指示に従って必要事項をパソコンで入力していくだけです。

 マイナンバーカードがあれば、スマホでも申告が可能です。今の確定申告は、思っている以上に簡単に作業ができて、全然難しくないですよ!
 

 還付申告なら、期限はまだまだ先とはいえ、早く申告をすればそれだけ早く還付金が入ってきます。私も毎年、いかに早く終わらせるか、ということのために頑張っています。

 先延ばしにしているうちに忘れてしまわないように、さくっと申告を済ませておきましょう。

(横川楓)

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