
2月から始まった確定申告。今月17日が申告の期限ですが、みなさんはもう済ませましたでしょうか。期限が迫っていますが、書類の出し忘れなどであきらめていた控除が受けられるケースも。確定申告は自分には関係ないと思っていても、知っておいたほうがいいことがあります。
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毎年この時期になると、私の周りがざわつき始めます。そう、確定申告の期限が迫っているからです。
「高橋英樹さん、スマホで電子申告体験 『便利』 確定申告スタート」(2025年2月17日配信、朝日新聞)
2024年分の所得税の確定申告が17日、全国の税務署などで始まった。確定申告の期限は、所得税と贈与税が3月17日、個人事業者の消費税は3月31日まで。
確定申告とは、1年分の税金の額を計算し、申告・精算をする作業です。
年末に勤務先が「年末調整」をして、所得税の金額を計算してくれる会社員の友人たちには、あまり関係がない人も多いのですが、自分で事業をしている友人たちはこの時期、
「確定申告が終わったら会おうね」
と、約束を確定申告の期間の後にするほどです。
確定申告しなければならない人、したほうがいい人は
確定申告をしなければならないのは、事業所得などで収入がある人、年収が2000万円を超える会社員、2カ所以上の勤務先から給与を受け取っていて条件に該当する人などです。
また、1年間にたくさんの医療費を支払った場合に受けられる医療費控除があり、ふるさと納税で6カ所以上の自治体に寄付をした人などは、確定申告をすることで控除を受けられます。
逆に言えば、これらの人は確定申告をしなければ控除を受けられない、ということになります。