
約14年前に放送されたTBS系連続ドラマ「SPEC~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~」。戸田恵梨香(36)と加瀬亮がダブル主演を務める同作だが、2月からNetflixで配信がスタートすると、再生数ランキングで連日上位にランクインするほどの人気作品となっている。
2010年10月期放送の同作は、堤幸彦監督と脚本家の西荻弓絵氏、そしてヒットメーカーとして知られる植田博樹プロデューサーが手掛けた刑事ドラマ。主演の2人に加え、福田沙紀、城田優、神木隆之介、安田顕らが出演し、連ドラ1本、スペシャルドラマ2本、映画3本、配信ドラマ2本のほか、主人公の異なる配信ドラマやコミック版も制作された。
今回、Netflixでは同シリーズの連ドラとスペシャルドラマの配信を開始。今年2月上旬にはNetflix「今日のTV番組TOP10」(日本)でTBS系ドラマ「クジャクのダンス、誰が見た?」や韓国ドラマ「イカゲーム」を抑えてたびたびランキング上位に上がっており、根強い人気があらためて示された。
ネット上では「ネトフリでSPECが配信されてうれしい!」「SPECは何度見ても面白いし、全然古く感じない」と喜びの反応のほか、「このドラマの戸田恵梨香って、群を抜いてかわいく見える」「戸田恵梨香のキュートさを最大限に生かしたドラマ」といった賛辞も散見される。戸田演じる主人公・当麻紗綾が今もカルト的な人気を誇る点について、エンタメ誌の編集者が話す。
「現在、『SPEC』シリーズはNetflix以外の動画サービスでも配信されていますが、やはり会員数1000万人超えで世帯シェア率約20%のNetflixの反響は大きいですね。同シリーズで戸田さんが演じる主人公・当麻紗綾は、IQ201の頭脳を持ち、左手を三角巾で吊るし、赤いキャリーバッグを持ち歩く餃子好きの変人捜査官。いつもムスッとしていて髪もぼさぼさなのに、なぜか抜群にかわいく見えるのは、同シリーズに漂うおしゃれな空気感や独特なコメディーセンスの妙もあるのではないでしょうか」
“戸田恵梨香ロス”のファンも
さらに、「SPEC」の配信にファンが沸いている要因として、戸田が仕事をセーブして久しいことも挙げられる。19年度後期放送のNHK連続テレビ小説「スカーレット」で主演を務めた戸田は、その後もフジテレビ系「鍵のかかった部屋 特別編」やTBS系「俺の家の話」、永野芽郁とダブル主演を務めた日本テレビ系「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」などのドラマに出演。