私生活を売るママタレは「芸じゃない」

 12歳から人気アイドルとして活動していた加護にとって、子どもにはしっかりと勉強をしてほしいという親心があるのかもしれない。また母親としては、娘だけでなく、息子にもしっかりと愛情を注いでいる。

 2023年3月に投稿されたブログでは、息子が卒園を迎え4年間毎朝行っていたお弁当作りが最後となり、「ピカピカに毎回食べて帰ってくる息子。そして『今日も美味しかった!』と言ってくれて、その言葉で頑張れました!」とつづっていた。一方、小学1年生の新学期が始まった頃から息子が学校になじめずに荒れていたことを告白。許可を得てこっそり授業を見に行くと想像以上に荒れていて、「どうしようかな、このままここの学校なのかな」と悩んでいたとも話していた(「加護ちゃんの日常」2024年5月7日配信)。そんな中、理想の学校が新しく開校されることを知り、すぐに説明会に参加。息子に提案してみたところ「そっちに行きたい!」と答えたことから転校し、通い始めてすぐ息子が楽しく登校するようになったという。

 娘の中学受験や息子の転校など、子育てについてさまざまな経験をしていた加護。ぶっちゃけトークだけではなく、そうした経験も、今後は芸能人としての強みになりそうだ。

「ママタレに関しては、過去に加護自身が否定気味に語っていたことがあります。バラエティー番組でママタレになることをちゅうちょしていると告白し、『ママタレに変更する人は子どもが仕事になる。それって芸じゃなくないかなっていう疑問』と指摘していました。また、家事などは視聴者に見せるものではなく、アピールするのは違うなと思っていると持論を述べていました。とはいえ、最近では母になった同世代のファンと育児の悩みを共有したいとも語っています。ほかのママタレとは違う路線で、子育て関連の情報を発信する活動はしたいという願望はあるようです。ぶっちゃけキャラでありつつ、しっかりとママをやっているというギャップも個性的ですし、中学受験など教育に熱心な層でファンが増えれば、芸能界で独自のポジションを確立できる可能性はあると思います」(女性週刊誌の芸能担当記者)

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テレビでの発言は旺盛なサービス精神ゆえ