母親としてはもっと評価されていい

 芸能評論家の三杉武氏は加護の今後についてこう述べる。

「加護さんは波乱に満ちた人生を歩んでいる印象ですが、しっかりとお子さんを育て上げている点に関してはもっと評価されてもいいと思います。複雑な家庭で育ったようですし、お子さんに中学受験を勧めたりしているのも子どもには幸せになってもらいたいという真摯な親心が感じられます。喫煙騒動ではバッシングされましたが、アイドル時代はそのパフォーマンスに高いプロ意識が感じられましたし、近年のぶっちゃけトークや過激な発言も爪痕を残さなくてはという責任感や旺盛なサービス精神のなせる業とも言えます。若い頃の自身の経験から、子どもとの私生活や家庭を芸能活動に結びつけることには消極的なのかもしれませんが、ひとりの母親としてお子さんの中学受験や転校など子育てに奮闘する姿には共感を覚える人も少なくないのではないでしょうか」

 これまでスキャンダルに見舞われてきたことは、37歳にして濃厚な人生を歩んできたとも言え、まだまだ世間の関心を集めそうだ。

(丸山ひろし)

▼▼▼AERA最新号はこちら▼▼▼