広末といえば、03年に高知の「第50回よさこい祭り」に踊り子隊の一員として参加する様子を地元新聞が報道。さらに、コロナ禍で「よさこい祭り」が中止になった20年には、「24時間テレビ」(日本テレビ系)で高知県民に「私たちの中にある祭り魂は困難にも負けません」とエールを送る場面もあった。
加えて、23年に広末が高知を舞台にしたNHK連続テレビ小説「らんまん」に出演した際には、記者会見で「高知の人たちは“愛県心”が強い」「高知に帰ると、誰からともなく『おかえり』って言われる」などと語る場面も。前出の編集者が振り返る。
「この会見で広末さんは、自身が高知ロケを行った番組が、高知で視聴率34%を記録したことがあると説明した上で、高知には『広末が出てるから見よう』と応援してくれる人が大勢いると明かしていました。不倫騒動でバッシングを受けた末に独立した広末さんは、今のところ以前のように仕事を選べる状況にはないでしょうから、そこへ広末さんを起用する理由がある高知のテレビ局が飛びつくのは、自然な流れともいえそうです」
民放キー局出演のハードル
24年9月に出演した「ノンストップ!」(フジテレビ系)では、活動再開の理由について「子どもたちが背中を押してくれた」と語っていた広末。芸能ジャーナリストの平田昇二氏は次のように語る。
「昨年12月、東京・丸の内のコットンクラブで約25年ぶりのライブを開催して話題になった広末さん。もっとも不倫騒動の影響から民放キー局の地上波番組への出演に関してはまだハードルが高そうで、BSや地元・高知県の地方局の番組出演にとどまっているのでしょう。実際、不倫騒動やそれに伴う所属事務所の退所などにより、お騒がせ女優の印象がさらに強まり、身勝手な印象を世間に与えてしまった点は否定できません。
とはいえ、アイドル時代から私生活がたびたび話題になるなど、もともと“恋多き女”のイメージもあり、今回の騒動で長年彼女を支えるコアなファンが一気に離れたかというと、そうしたわけでもなさそう。実際、25年ぶりのライブも盛況だったようですし、今後もファンや地元に支えられながら自分のペースで芸能活動を続けていくのではないでしょうか」
騒動以前はドラマや映画だけでなく「キリンビール」や「エドウイン」などのCMにも起用されていた広末。再びテレビドラマで見る日はくるだろうか。
(小林保子)